菅平温泉やまびこ

ラグビー観戦記

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1999年9月〜2000年1月 観戦記

ラグビーシーズンの週末は各ラグビー場で好カードが組まれており、どの試合を観戦しようかと、毎週のように悩みました…
■9月25日  関東学院大学 対 流通経済大学 (23−14)
  関東学院は、言わずと知れた(?)「夏合宿でやまびこをご利用頂いているお得意さま」。
  今年、大学選手権3連覇に向けて頑張ってほしい、と毎試合みんなで応援している。
   リーグ戦初戦にあたるこの試合は、昨年負けてしまった流経大との試合ということで、応援にも力が入った。
  9月だというのに気温は32度。座って観戦しているだけでも汗が噴き出してくるような暑さ。試合する選手や
  スタッフたちは、さぞ大変だっただろう。レフリーが試合中に時間を切って、水分を補給するよう指示する場面が
  何度も見られた。
  この熱さでは集中力も途切れそうだが、流経大は終始プレッシャーをかけ関東は思うようにゲームができない。
  後半38分、SO淵上キャプテンのインターセプトからの粘り勝ちトライで、関東学院の勝利。
  まずは1勝。よかった。よかった。
  席に着かずに何度もグランドまで降りて指示する春口監督と上野監督の姿が印象的だった。 
■9月26日 東日本クラブ選手権大会1回戦 (菅平・盛岡・札幌)
  菅平では、今年できたばかりのサニア・パークで5試合が開催された。なかなか好評。
  当日は快晴だったが風が強くて、ギャラリーはちょっと寒そうであった。
  大差がついた試合が多かったけれど、接戦の飯田クラブさんや三鷹オールカマーさんは残念。
  勝沼クラブでは、ひさしぶりに梶原さんの果敢なプレーを見ることができた。
■10月某日 ワールドカップのため、社会人大会は一時休止。少し寂しい。
■10月31日 東芝府中 対 クボタ (45−24)
  三ツ沢競技場での試合だったので観戦には行けなかったが、TV中継を見た。
  試合結果だけ見れば東芝の余裕の勝利だったようだが、実際は後半35分まで同点。
  「ひょっとして?」と思う頃、ラスト5分間で3トライあげた東芝がクボタを振り切った。

  前半20分。SH伊藤さんの負傷交代でこの日リザーブ入りしていた村田さんが登場。
  ご本人にとってはもちろんのこと、ファンにとっても粋な計らいだ。
  「今日は絶対東芝が勝って、村田さんの国内最後の試合を飾ってほしい」と願ってしまう。
  9月18日の対伊勢丹戦には出ておられなかったし、ワールドカップの対ウェールズ戦で
  ジャパンのジャージ姿の村田さんを観ることができた時には、「これが見納めだろう」と
  正直言って感激したのだった。
  もう府中のジャージ姿の村田さんを見られないのは残念だが、日本人初のプロ選手として
  頑張ってほしい。
■11月7日 慶応大学 対 明治大学 (41−10)
  慶応が対抗戦10年ぶりに明治に勝った。
  慶応は、今年優勝するためにチーム一丸となって進んでいる。今年の慶応はこわいぞ。
  それに比べて明治はどうしたの? 帝京や慶応が強いのか。このままでは不完全燃焼。
  明治は、対早稲田戦では絶対負けられないと相当引き締めてくるはず。
  慶応の快進撃はどこまで続くのだろう。早稲田は食い止めてくれるのか。
  今後の対戦が楽しみである。
■11月14日 東芝府中 対 三洋電機 (31−20)
  時々ゴールポスト裏で観戦することがある。遠近感がなく反対側ライン際の攻防は見づらいが、
  自分に向かってくるようなFWの突進やBKのスピーディなパス回しが楽しめる。
  それにしてもSH伊藤さんのプレーは村田さんのプレーに似ている。今年も「PからGO」は健在。
  伊藤さんといい、三洋SH堀越さんといい、鋭いサイド攻撃からトライを取りに行く勢いがある。
  三洋のセミィがボールを持つと相変わらず弾丸のように走り抜ける。度々ひやっとさせられた。
  この日、サントリーがNECに敗れたらしい。来週の試合はおもしろくなりそうだ。
■11月20日 東芝府中 対 サントリー
  毎年このカードでは、両チームとも勝ってほしいと無理なことを願ってしまう。
  それでも東芝寄りに応援していたのだが、「今日は負けたな」と諦めていたら・・・。
  まさかの逆転に大騒ぎ。よくぞ20点差を後半残り10分で跳ね返したものだ。神がかり的?
  ラストのトライを決め、その後のゴールも軽く蹴って成功したCTB日原くんはルーキーながら
  おみごと。28日の試合を待たずに優勝を決めた東芝は、アンガスを筆頭に飛びあがって大喜び。
  バックスタンド中央に陣取っていたサントリーOB軍団は、一瞬にしてひっそりとしてしまった。

同志社大学 対 京都産業大学 (59−0)
  家に戻ってビデオでチェック。今年の同志社は強いとは聞いていたが、完封勝利とは驚いた。
  SO大西くんはアタックがすばらしく、強力FWから出るボールをBKで十分に活かしきる。
  久しぶりに「関西の雄」として、お正月の準決勝で国立にやってきてくれることだろう。
■11月21日 神戸製鋼 対 ワールド (22−19) 
  毎年楽しみにしているカードの1つであり、何年か続けて神戸まで観戦に行ったものだ。
  ところが今日の中継を見て驚いたことには、神戸ユニバーシアードの観客席がガラガラ。
  どうしたというのか? TV画面には秋晴れの日曜日ののどかな試合が映し出されていた。
  ジャパンのBK陣を取り揃えた神鋼は精鋭を欠き、ワールドの守りを崩せないまま、
  終始PG合戦となった。華やかなBKのオープン攻撃が観られなかったのは残念。
  まだまだワールドカップのお疲れがとれず、選手は本調子ではないのだろうか。
  それでも今日は、普段なかなか見られない関西の試合をTV観戦できる貴重な日。
  ワールドのWTB東田さんは36歳でバリバリ現役だとか、ルーキーSO由良君のプレーを
  久しぶりに見たなとか。神鋼側に大西さんや林さんが観に来ていたとか。
  つい、やじうま根性で試合を観てしまった。
■11月23日 慶応大学 対 早稲田大学 (29−21)
  両校全勝対決となり、チケットは既に完売。秩父宮ラグビー場は久しぶりの超満員であった。
  当日券の発売がないことを知らずに、ラグビー場へ訪れたファンも多かったのでは。
  協会窓口では、まだ売れ残っている早明戦のチケットを販売していたので、つられて買った。
  今年は明治が不振だから? チケットが余るなんて数年前では考えられないことだ。
  ファンはラグビーに対して結構シビアである。
  前半、早稲田はディフェンスがよく、慶応より1テンポ早くボールに集中していた。
  慶応有利のラインアウトを避けるためタッチには蹴り出さず、ハイパントで攻める。
  慶応の重量FWをよく止め、よく耐えたと思う。
  ハーフタイム後の慶応は、急に目覚めたかのように反撃し、勢いに乗って
  疲れの出始めた早稲田を押し込んだ。

  とにかく、慶応大学は15年ぶりの全勝優勝で、創部100年を飾った。おめでとうございます。
  両校のOBがたくさん応援に来ており、スタンドで懐かしい顔をたくさん見かけた。
  かつての名選手たちがお子さん連れで来ているのを見ると、「ああ月日は流れている」
  なんて、思ったりして。
■11月27日 ジュニア選手権1位グループ  関東学院大学 対 帝京大学 (33−12)
  明日のリーグ戦優勝決定試合を前にジュニアの試合が行われ、関東学院大が終始有利に攻め、
  勝利を収めた。選手はもちろん、春口監督やコーチのみなさんもうれしそうであった。
  明日のリーグ戦の優勝を決める対中央大学戦に向けて、幸先がいい。

東芝府中 対 NEC (26−26)
  先週の対サントリー戦同様、防戦一方の東芝府中が、後半残り10分で2トライして
  同点引き分けに持ち込み、東芝は全勝優勝を遂げた。毎回ひやひやさせる。
  今日勝てば同率優勝となるはずだったNECはとても悔しそう。

仙波くんのこと
  次の東芝対NEC戦が始まるまでの間に、友人から電話が入り、駒沢競技場で行われた
  新日鉄釜石対伊勢丹の試合で、釜石が貴重な1勝を上げたことを知った。
  その友人のショートメールに、12時頃「仙波くん、死んだ」というメッセージが入ったという。
  何だろうね? トヨタ対神戸製鋼の試合は明日なのに、ケガでもしたのかなあ?
  とても気になりながらも、そのまま次の試合を観ていた。
  試合終了後、友人から電話で、ようやく仙波くんの事故死のことを知った。
  お昼のニュースを見て驚いた友人が、慌ててショートメールを打ったらしい。信じられない。
  最初は冗談でも言っているのかと思った・・・。

  後で知った話だが、グランドにいた関東学院のみんなには既に訃報が入っていたそうだ。
  今日の東芝とNECには、関東学院大OBが計7人出場していた。
  喪章をつけていたと聞いたが、試合中はそんなことには全く気づかずにいた。
  それぞれが、いろいろな思いで試合に臨んでいたに違いない。
  夕刊や、スポーツニュースで報じられるたびに、悲しい事実であることを再確認させられた。
  仙波くんは関東学院大学の主将であったことはもちろん、1年生からレギュラーであったため
  当時200人の大所帯だった関東学院大学の学生の中でも、とても印象深い人であった。
    今年の夏合宿中、あるチームの選手がタックルに入って頭を強打し亡くなる事故があった。
    その時は、「もう二度とラグビーを正視できない」とすら思った。
    そして、今回の車での事故死のニュース。
  人の命はわからない・・・。突然過ぎて、どう表現していいのか。
  仙波くんにはラグビー選手として、次世代ジャパンとして、もっともっと頑張ってほしかった。
  ボールを持つと、野性的な力強いステップで走り抜ける仙波くんを忘れない。
  謹んでご冥福をお祈りします。
■11月28日   仙波君の突然の死を追悼するかのように、トヨタ自動車と関東学院大学が揃って優勝を決めた。
  トヨタ自動車は12年ぶりに神戸製鋼を破り、全勝優勝。
  試合の様子はスポーツニュースでしか観ることができなかったが、トヨタのみなさんの気持ちを
  考えると胸が痛く、試合後の選手たちが男泣きしている姿はなんともやり切れなかった。
  
  関東学院大学は、ホームグランドでの対中央大学戦。
  亡き先輩への思いを胸に臨んだこの試合には優勝もかかっており、緊張感が漂っていた。
  気合の入った関東学院は24−10で前半を折り返した。後半は優勝を意識したのか、
  ミスが相次ぐ。中央大に追い上げられたが、なんとか3点を守りきった。
  仙波くんを彷彿させるような、SO淵上くんのみごとな独走トライシーンは何故か悲しかった。
  今日の優勝は仙波くんへの何よりの追悼。
  優勝おめでとうございます。次の目標は大学選手権3連覇!
■12月4日 法政大学 対 関東学院大学 (34−16)
  今年5位に低迷した法政が今日は大奮起して、速いテンポで前へ前へと試合を運ぶ。
  関東はミスを引きづったまま反撃のきっかけもつかめず負けてしまった。
  先週既に優勝を決め気が抜けたのか、仙波くんの件などで疲れがでてしまったのか。
  どの試合にどれくらいまで体調や戦意を合わせられるかは、各々むずかしいことだろう。
  気持ちを切り替えて、18日からの大学選手権では大暴れしてほしい。
■12月5日 明治大学 対 早稲田大学 (27−10)
  早明戦を観に行ったのは何年振りだろうか。
  チケット販売方式がハガキ抽選になってからというもの、一度も行くチャンスがなかった。
  ところが今年は空席が目立ち、学生たちの応援もどこか控えめだ。
  まもなく14:00、キックオフが迫っているというのに各ゲートはまだ大混雑している。
  昔学生だった頃は、国立競技場の開門前から何時間も並んで観戦に備えたものだ。
  このカード特有の異様な雰囲気に包まれた国立は、選手たちの緊張感を高めてしまう。
  前半から明治のディフェンスがよく、早稲田はミスが多かった。
  時折早稲田FWが明治FWを押すシーンも見られたが、結果的には重量FWにしてやられた
  感じだ。早稲田得意のオープン攻撃は、明治にことごとく止められてしまい攻めきれない。
  終わってみれば明治の圧勝で、明治は3位。早稲田は4位。
  今年好調だった帝京が2位だから、”去年の今年”でうれしいことだ。この後もやってくれそうな。
  今日の勝敗で順位が決定し、大学選手権の組み合わせにも大きく影響することになった。
  早稲田がお正月まで勝ち残るためには、またまた長い道のりである・・・。
■12月10日   アビロン・バイヨンヌ入りした村田さんが、デビュー戦で2トライを飾って快勝したそうだ。
  さっそくニュース・ステーションでは2週にわたり「村田亙・一人革命」なる特集が組まれた。
  記事で読むだけでなく実際映像で見ると、村田さんのスピードあるトライはまさに痛快だ。
  慣れないフランスの地で初戦から大活躍だなんて、ちょっとできすぎの感もある。
  けれどとても喜ばしいことだし、地元ファンにも絶賛されているのだ! いやあ、泣けてくる。 
  早くチームに打ち解けて。ケガには気をつけて。日本のファンだって応援しているんだ。

  昨日は、ケンブリッジに留学中の岩渕くんがオックスフォード大・ケンブリッジ大定期戦で
  日本人初のトライを決めたという記事が載っていた。
  異国で日本人が活躍し実績を残すことは難しいことだろうが、次に続く選手たちのためにも
  1試合1試合頑張ってほしい。
■12月18日 今冬は12月4日にゲレンデオープンした菅平高原スキー場。
冬のスキーシーズンに入ると、残念ながらラグビー場に足を運ぶチャンスが減り、もっぱらテレビ観戦になってしまう。
「もっとラグビーが観たい」と少々不満を抱えながら、遠く雪国から応援する毎日だ。
そんな中、大学選手権1回戦が始まった。V3を狙う関東学院大学の1戦目。
  2000年、あけましておめでとうございます。  
年末年始の忙しい日々。ラグビー観戦記を書くこともなく、はや半月が過ぎてしまいました。                                            
■1月2日 大学選手権準決勝
  2試合目は注目の関東学院大学対大東文化大学の試合。
  スタッフ一同仕事の手を休めて、テレビの前に釘付けになって観戦した。
■1月15日 大学選手権決勝
  関東学院大学対慶応大学の試合は、慶応の圧勝。 ・・・・・・・・・・・・・・・