菅平温泉やまびこ

ラグビー観戦記

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2000年11月23日〜11月26日

<11月23日>   慶応大学 対 早稲田大学 (31−10)
 今年も秩父宮は超満員となった。
 試合開始前に両校の校歌が流れると、珍しく観客から歌声があがった。
 伝統の早慶戦ならではのこと?  秩父宮全体が熱い空気に包まれる。
 試合開始早々1分、慶応WTB栗原くんが1トライする。
 早稲田はWTB山下くんがタッチライン沿いを走り抜けたが、タッチを割っ
 てしまい幻のトライ。それでもWTB西辻くんのトライで(12−5)。
 前半は慶応の7点リードで折り返した。
 結果的には、両WTBの決定力の差に軍配があがった。
 慶応はセットプレーがうまい。FWがよく前に出ている。パスも確実だ。
 早稲田は肝心な所で痛いパスミスを繰り返した。気迫あるタックルで必死に
 よく倒しているが、スピードについていけないと逆に返され、結果的にハイ
 タックルになってしまう。何度も反則を取られ、HO中村くんがシンビンで
 10分間退場する間に、19分と25分にまたまた慶応栗原くんが連続トラ
 イを決めた。早稲田は気持ちの焦りから、ますます試合を悪い方向に進めて
 しまった。決して故意ではないにしても、危険なハイタックルを繰り返して
 はならない。
 入替出場したWTB横井くんが、ロスタイムに入ってから執念の1トライを
 返し、早稲田ファンの気持ちをなんとか沈めてくれた。
 慶応は対抗戦グループ2年連続優勝。
 早稲田は今年も悔し涙を流したことになる。
 さて次の早明戦はどうなることやら。
<11月24日>



 日本ラグビー協会が、「ラグビーもプロ化する」方針を発表した。
 いよいよその時がやってきた。
 ラグビーに専念できる環境を作り、世界に通用するチームを作り上げる為に。
 選手たちのスケジュールや体調のことを考えると、今のままの体制では難し
 いことは歴然である。選手だけでなく、コーチやテクニカルのスタッフも
 プロとして専任できればこの上ない。
 資金面はもちろん、企業ラグビーチームの行く末など、まだまだ問題は山積
 みで、プロ化への道のりは前途多難だろう。
 でも、是非プロ化が実現してラグビー普及につながればいいと思う。
 子供たちが「将来ラグビーのプロ選手になる」と憧れる日がいつか来る。 
<11月25日>



   サントリー 対 リコー (43−29)
 
先週優勝を決めたサントリーはメンバーを落としてきたなんていう噂もある 
 けれど、それも選手層の厚いサントリーだからできること。CTB岡安さん
 に替わってベテラン今泉さんが登場すると、場内から大歓声が起こった。
 試合は前半11分、サントリーFB小野澤くんの独走トライから始まる。
 サントリーBKのスピードと突破力は凄いが、今日はリコーの好タックルに
 阻まれ、なかなか攻め切れない。リコーは2トライ後に2度40mのPGを
 狙い、内1PGを決めて(12−15)と3点リード。
 後半に入るとサントリーが連続2トライを上げ、このままトライを重ねるの
 かと思われたが、今日のリコーは集中力が切れない。諦めずにフォローして、
 12分には神鳥さんの50m独走トライ。サントリーを脅かした。
 しかし18分にSH永友さんが入替出場すると、試合運びがぐっと引き締ま
 り、切れ目ない展開ラグビーでつないで、結局5トライをあげた。
 点差は開いたが、いい試合だった。
 これでサントリーは全勝優勝。やっぱり強いぞ、サントリー。
ところで、今夜のスポーツニュースで「平尾監督辞任」のニュースが流れた。
平尾さんが辞任すると、さて後任はどなたか、と考える。
試合で結果を残せなかったことは、監督やコーチの責任なのかな。
選手たちは全力を尽くした。でも現時点では世界との差が大きすぎる。
監督が変わったところで、体制が変わらなければジャパン強化は難しそう。
昨日プロ化の話題が流れたばかりなのに。監督やコーチ陣もプロ化の方向に進むであろうに。
何はともあれ、平尾監督、3年半の間お疲れ様でした。
<11月26日>



 関東大学ジュニア選手権決勝 関東学院大学 対 慶応大学 (31−17)
 中央席はいつもに比べて御父兄の姿が多いようだ。
 部員たちは自由席の方に座って陽気に応援している。
 大学選手権決勝を予測するような今日のカード。選手たちは緊張気味。
 前半関東はほとんど慶応陣内でプレーするが、あと一歩攻め切れない。
 慶応は25分にシンビン反則を取られたが、14人で闘った10分間はよく耐え、
 なんとか12−7で折り返した。
 後半に入ると、慶応SO廣瀬くんの技が冴えだし、小気味良いパスで右に左に展開するが、
 関東はFWの戻りも早く、よくディフェンスしている。
 27分のPR立川くんのトライには思わず大はしゃぎしてしまった。
 そして関東学院の優勝。これでW優勝ですね。おめでとうございます。
 

 



 NEC 対 東芝府中 (59−26)
 NECにも東芝にも関東学院のOBが何人かいる。試合前、NECの箕内
 くんが春口先生の所へ行って挨拶していた。
 観客席はNECの応援が圧倒的に多く、トライが決まる度に緑の旗が舞い、
 「N・E・C! N・E・C!」の掛け声が響いた。
 開始早々にトライを決めたのは東芝の方であったが、その後NECが連続
 5トライを決め、前半はNECが(33−14)とリードした。
 このまま点差が離されるかと思ったが、東芝は14分にWTB秋山くんが、
 21分にはLO釜沢さんがトライをあげて追い上げる。ケガから戦列復帰
 した2人のトライだけに、つい応援にも力が入る。
 しかし28分に渡邉くんがシンビン退場となった後は、NECが2トライ。
 42分にはPR東さんが走り抜けるという駄目押しのトライを決められた。
 NECは場内のファンに応える勝利をあげ、今季2位の成績。
 一方東芝は5位。選手たちは悔しそうに得点ボードを見つめていた。

 


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