菅平温泉やまびこ

ラグビー観戦記

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2001年12月22・23日   社会人、大学ともにベスト4出揃う!


<12月22日>
 
 
 全国社会人大会2回戦 秩父宮での2試合
   
  昨日は東京でも雪が降る寒い1日であったが、夜のうちに止んでくれたのでひと安心。
  しかし今日も午前中から冷たい風が吹き荒れ、頭の芯まで凍えそうな1日だった。
  2回戦は秩父宮・花園の2会場で2試合ずつ行われた。
  今日の試合の地上波放映はないので、身体が2つあればいいのに・・と思ったのだが。
  秩父宮の2試合には、関西の3チームが登場。関西から駆けつけたファンもたくさんいた。
   
  クボタ 対 ヤマハ (22−21)
  
  
1試合目は待望ヤマハの試合である。
  評判に違わぬ速いランニングラグビーを見せてくれたが、クボタのディフェンスに阻まれ、
  密集ではうまくターンオーバーされてしまう。
  前半途中、ゲームは続いていたものの別のところで乱闘シーンがあり、レフリーとタッチ
  ジャッジによる協議で試合が中断する場面があった。その後も、火花を散らす選手どうし
  を制する場面が度々見られた。
  みんな熱くなっている。この試合に勝ってベスト4入りしたい、という気持ち・・。
  前半は2トライずつだったが、終了間際の1PG・3点でクボタが15−14と逆転した。
  後半のヤマハはゴール前まで攻め込んでは反則をとられてしまい、イライラ気味。
  お互い1トライずつ取ったものの、残り時間は刻々と迫り、ついに逆転できなかった。
  残念ながら、ヤマハは僅か1点差に泣いて、4強入りを逃してしまった。
    
ラインアウトでクボタ
SH西田くんが飛んだ
「四宮にまわせ!」
ファンは叫んだ
ノーサイドの瞬間・・対照的な両チームの選手

    ヤマハさんがやまびこで夏合宿を過ごされたのは、何年ぐらい前のことになるだろう。
    強いチームに成長されたものです。また来年、秩父宮でその勇姿を見せてください。

 神戸製鋼 対 ワールド (80−12)
  
  2試合目。空席の残っていた客席もほぼ埋まった。
  元木さんは先週のケガで欠場かあ。その代わり、CTBには大畑くんが起用されている。
  ワールドSOは由良くんなんだな。大西くんはリザーブか。ふむふむ。
  まずは久しぶりに見る両チームのメンバーをチェックして。さあ応援だ。
  
  グランドに飛び出したワールドは、円陣を組んで雄叫びを上げた。この試合にかける
  ワールドの闘志が伝わってくるようだ。 
  その勢いどおり、開始早々、ワールドがテンポよく2トライを上げた。ムムム。
  ワールドいいぞ。ファンもかなり興奮気味だ。
  しかし、神戸製鋼は全く慌てていなかった。
  SOミラーのキックは変幻自在だ。ワールドのディフェンス網の隙間をついてうまく操り、
  FWが突く。BKが走る。おもしろいようにトライが決まる。後半だけで7トライを取った。
  一方のワールドは、せめて1トライでもと食い下がるが、神鋼の守りは堅かった。
  後半途中、鬼束くんが退場となってしまうのだが、どんなラフプレーがあったのか。
  これではどうしようもない。ワールドの落胆ぶりは隠せない。
  SH抜きになったため、由良くんがSHに入り、FW羽根田さんを下げてSOに大西くんが
  入るという苦しい布陣で残り15分を闘うことになってしまった。
  ノーサイド後、ワールドの石嶋くんが、安田くんが・・・男泣きしていた。無念。  

  花園ではサントリーとトヨタが勝ち残り、準決勝はサントリー対クボタ、神戸製鋼対トヨタ
  という、それぞれのリーグ戦同士の対決となった。
 


<12月23日>
 
 大学選手権2回戦 秩父宮での2試合
  
  先週に引き続き、秩父宮は超満員だ。指定席は発売日まもなく売切れてしまったので、
  今日はポール裏で観ることにした。  
     
 早稲田大学 VS 大阪体育大学 (58−54)


  前半、早稲田は開始早々から速いテンポで攻め続け、大体大のディフェンスを抜けて、
  次々とトライを奪い、43−12と31点リードで折り返す。
  さらに後半1分にも簡単にトライを取り、50−12の大量38点差まで引き離した。
  このまま早稲田の楽勝か、と思われたのだが・・・。
  後半からPR伊藤くんを下げた上に、追って次々とリザーブの選手が入替出場する。
  レギュラー陣にケガ人続出のため、リザーブメンバーを出そうとしたのだろうか。
  戦力が落ちたせいか、早稲田は敵陣に入ってもミスを犯したりなかなかゴールを割れない。
  流れを切る意味からか、ペナルティをもらってPGで3点を挙げるのだが、さらに苦しい展開。
  逆に後半28分。大体大三浦くんが相手ボールを奪って中央突破して執念のトライ。
  この時点でもまだ22点差があった。だがここで大体大の選手たちは、
     「あと4本!」
  と声をかけあったのだ。残り10分でトライ4本を返すのは相当きつい。しかし最後まで
  勝負を諦めない選手たちの意気込みが観客席にも伝わってきた。よしガンバレ。
  その意気込みがそのままゲームの流れを呼び込んだ。
  1本。また1本・・・。大体大はロスタイムに入ってからもさらに1トライをあげてゴールも
  成功。後半だけで6本をとるトライラッシュで、なんと4点差まで追いついた!
  しかし。無情にも原田レフリーのノーサイドの笛が鳴った。惜しかった。でもよくやった。
  
  もしまだ時間が残っていたら・・。早稲田は冷や汗ものの勝利だったため、ノーサイド
  後の選手たちは、ガックリ落ち込んだ表情だった。1月2日までにさらに立て直さねば。
メインスタンドで見守る部員たち。
1月2日までにはケガ人は復帰できる?
今日のレフリー原田先生は母校・北野高校の
同窓生。応援してます
 
 関東学院大学 VS 明治大学 (42−31)
  
  試合が始まると、周りのほとんどの人が熱狂的な明治ファンであることがわかった。
  厳しい展開が予想されるこの試合に、ファンも全力を注いで熱い熱い声援を送る。
  その声援を受けて先制トライを決めたのは、明治の方だった。
  lこの状況では、周りの熱気と歓声の中で、関東ファンは小さくならざるを得ない。
  しかし、今日も関東は焦らない。関東ファンも全然慌てない。
  さすがにそう易々とは攻め込めないまま、両チームの攻防が続いたが、
  前半終了間際に角濱くんがトライを決めて、15−14と逆転して折り返す。
  
  後半に入ると、明治の重戦車FWをグイグイ押し込み、関東FWが底力を見せ付ける。
     「明治のFWが押されてるよ・・」
  往年の明治ファンはやりきれない悲鳴をあげていたが、関東のFWの方が安定しているし、
  一回り大きい。さらに、
     「おいおい、FWが走ってるよ」
  と嘆く明治ファンもいたが、関東は15人がどこからでも走れる多彩なラグビーを披露して
  くれた。重量FWだってBK並みのスピードで走り抜けられる。
  結果、後半4トライで逃げ切った関東学院がベスト4へと勝ち抜けた。おめでとうございます。
    

  後半20分頃、足を痛めてタンカで運び出された松原主将。監督たちも心配そうにのぞき
  こんでおられたが、彼はケガを押して戦列に戻り、主将として最後まで選手を引っ張った。
  後半終了間際。もう時間がないと気の緩んだ関東をFWで押し込んで1トライ返した執念。
  関東には次回へのいい教訓となったはずである。 
  「伝統」の姿勢を貫き、男意気を感じさせてくれた松原くんの代の明治には勝たせてあげた
  かったなあ。で、明治対法政戦もちょっと観てみたかったかな。
  ダメダメ。それは関東が負けるってことなんだよね(笑) 今年もKGUが優勝なんだから。
 
  花園で行われた2ゲームでは、法政と慶応が勝ち進んだ。
  これで社会人同様、準決勝はリーグ戦・対抗戦どうしの2チームずつの対戦となった。
  いよいよ1月2日準決勝。今から大変楽しみです!
 


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