菅平温泉やまびこ

ラグビー観戦記

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2002年1月3日〜  全国高校大会に感動した

<1月3日>

   全国高校大会 準々決勝4試合
   
  今日もまた早起きをして、朝6時発の新幹線に乗ったのに・・・。
  名古屋あたりの大雪のため、新幹線が1時間近く遅れてしまい・・・。
  ようやく花園に到着したのは、第1試合のノーサイド5分前であった。
  ついてない。ついてない。
  
  地元大阪代表の3チームともベスト8に勝ち上がった今日の準々決勝。花園はほぼ満員だった。
  大阪の人はラグビー好きだ。
  それに、花園の寒さもよく知っている。これでもかというぐらいの防寒グッズで身を固めて
  じっと観戦していたな。相変わらず冷たい風が強くて、めちゃくちゃ寒い1日だった。
  グランドでは、その寒さも吹っ飛ぶほどの熱戦が次々と繰り広げられた。
  
  
特に大工大対大分舞鶴戦は、3回戦に続き、またもロスタイムに入ってからの大逆転劇。
  前半に引き離されてしまった舞鶴は、後半からぐっと追い上げて大工大を脅かし、30分に
  トライ&ゴールを決めて、33−31と大逆転。
  そのまま、タッチに蹴りだした時点で、ノーサイドになってほしかった。
  
しかしまだロスタイムは残っていた。
  貴重な残り時間を信じて、大工大は連続攻撃で攻めてトライを取りにいった。
  またしても奇跡がおこった。故・荒川先生の力か。劇的な幕切れ。花園全体が揺れて感動した。
  

  啓光学園 対 佐賀工 (48−0)
  

  第4試合。いよいよ佐賀工の登場だ。啓光のロイヤルブルーが目に沁みる。
  前半早々、佐賀工FWがスクラムでグイグイっと押し込んだ。
  さすがFWは強いぞ、と思わせた。が、残念ながらそれも束の間だった。
  啓光はタックルがいい。1次がダメでも、すぐ次の1人・2人がソツなくやってくる。
  ボールへの集散が早いし、一人一人の運動量も多いようだ。
  佐工の突き進む前には、常にロイヤルブルーの壁が立ちはだかっているように見えた。  
  啓光のディフェンス網には成すすべもなく、タッチに蹴り出してラインアウトで攻めるしかない。
  しかしラインアウトからの2次攻撃で反則をとられたり、ミスしたりで、結局得点には結びつかず、
  完封されてしまった。1トライも1PGも返せなかった。
  相手が強すぎた・・・。
    同じ高校生なのに。練習なら、どこにも負けないぐらいやってきたはずなのに。
    何が違うんだろう。どうなってしまったんだろう。
    悔やしい。これで終わりなのか。
  グランドに崩れ落ちる敗者たち。抱き合って喜ぶ勝者たち。
  負けたチームの選手が流す涙は、なんて切ないんだろう。
  男たちが1つのことを貫き通す。燃えるものがある。青春をこれに賭けてきた。
  応援しかできなかった、観客でしかない我々は、ただ羨ましいだけだ。
  60分間闘った者同士が固く握手して、高校生らしい清々しさを保っていく。
  胸に響くノーサイドの光景。
  みんな、ようやったよ。よう頑張ったな。ありがとう。
  

  試合終了後の出口付近では、いつもどおり選手たちを拍手で出迎えた。
  ガックリ肩を落とす選手たち。仕方ない・・。
  でも最後までよく頑張ったね。
  ご父兄たちの熱い声援に支えられ、大勢の観客の前で堂々と闘って、感動を与えてくれたよ。
  3年生にとっては、佐工での3年間が素晴らしい想い出として胸に刻まれることでしょう。
  そして1・2年生たちは、今日の悔しさをバネに、来年のここ花園を目指して頑張ってください。   

KGUのコーチ陣も
小城先生と一緒に観戦しておられた
  
  
大会中、観戦に訪れている各地チームの部員や引率の先生方をあちらこちらで見かけた。
  高校生のハイレベルな試合を間近に観ることは、部員たちのいい刺激になる。
  全国大会に出られなかったチームはもちろん、惜しくも大会途中で敗退してしまったチームも
  再度花園へ足を運び、目の前で闘うライバルたちを、しっかりと目に焼き付ける。
     来年こそ、ここへ来るんだ。 来年また、絶対来るんだ。
  それぞれの想い。憧れ。誓い。
  花園は、昔も今も高校生の夢の大舞台である。
   

<1月5日>
  
  啓光対大工大戦は、予想以上の大接戦となった。
  一時は点差がついてしまい勝敗が決定的だったのだが、大工大は信じて攻め続けた。
  今日もまた「故・荒川先生の力」を糧に、大逆転できるかもしれない。
  それに対し、啓光も必死でタックルして守る。両チームの攻守が入れ替り、緊迫した雰囲気だ。
  しかしレフリーの笛がノーサイドを告げて、27−24と啓光が勝利をおさめた。
  もう奇跡は起こらなかった。
  
  本当に今大会は接戦が多くて、目が離せない。
  レフリーの笛1つ。
  今シーズンから、「インジュアリータイムは何分」と明確に発表されるようになったことが、逆に
  無情に感じられる。選手は、最後まで信じて闘うしかないのだけれど。
  
  もう1試合。東福岡対仙台育英戦。
  千葉主将・三共くんという2人の主力選手を欠いた仙台育英はよく頑張っていたが、やはり苦戦。
  残念ながら力及ばず、44−24と惨敗だった。
  これで決勝戦は、啓光学園対東福岡戦に決まった。
  
  全然関係ない話だが、東福岡の監督代行=川内鉄心さん、久しぶりに見たなあ。
   

 <1月7日>

  啓光学園 VS 東福岡 (50−17)


  
気持ちいいほどに圧勝だった。ロイヤルブルーの完璧な闘いぶり。
  啓光は、前半から圧倒的な強さを見せつけた。    
  あの東福岡でさえ、前半だけで5トライ33点をとられてしまう。
  啓光のディフェンスにあっては、全く反撃できず歯が立たないのだ。
  それでも、後半諦めずに意地で3トライをあげるが、残念ながら啓光には勝てなかった。
    
  かくして、全国高校大会も無事終了。
  今回は2度も花園まで観戦に出かけるという熱の入りようだったが、予想を裏切らぬ熱戦続きで
  大満足であった。
  卒業後は大学に進む人、社会人チームに入る人。ラグビーチームのない会社へ進む人。
  人それぞれだろうが、何らかの形でラグビーを続けてほしいなあ、と思うのであった。
  それから、12日の高校東西対抗戦は高校JAPAN&U19の最終選考も兼ねているとか。
  選ばれた選手にとってはあと1戦、気の抜けないゲームだ。夢の国立で一生懸命闘ってほしい。
    

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