菅平温泉やまびこ

ラグビー観戦記

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2003年1月2日 国立競技場  全国大学選手権準決勝2試合


<1月2日>


  昨夜遅く、雪が少しだけ降ったが、朝には青空が広がった。
  風が異様に冷たい。強い風が吹き荒れ、どの旗も真横に流されている。
  例年に比べて、観客席には空席が目立つ。明治や慶応が出ないとこんなものなのか。
  これから素晴らしい熱戦が見られるというのに。

 関東学院大学 対 帝京大学 (51-28) 
 
  午後12時すぎ。鮮やかな赤のジャージの帝京の選手たちがグランドに飛び出した。
    初めて踏む国立の芝。初めての4万を超える大観衆。
  選手たちの緊張感が、スタンドまで伝わってくる。
  メインスタンドの一角では、部員や関係者がぎっしりと陣取り、赤い小旗を振っている。
  続いて、KGUの選手たちが登場。
    このジャージの組み合わせを、この大舞台で見られるなんて!
  部員や先生方の気持ちを考えるうち、不思議と目頭が熱くなった・・。
  
  そんな対戦の幕開けは呆気なかった。
  開始2分。この日復帰したPR山村くんが、ライン際のモールから持ち込んでトライ。
  その後も、関東は強力FWで勝負し、ペナルティでは毎回スクラムを選択して、確実に
  トライにつなげた。前半は関東が5トライなのに対し、堅さの残る帝京はミスが出てし
  まい、1トライ返すのみに終わった。27−7の20点差。  


FWで勝負

3トライを決めた山本くんの突進
  
   

  後半も関東がトライを重ね、さらにリードが広がる頃、帝京の動きがよくなってきた。
  関東の隙をついて、早い攻撃で3トライをあげて猛追する。
  スタンドも大いに盛り上がる。
  しかし終盤には、関東FWがボールを支配し、勝利を決定づけるトライを決めた。
  自慢のFWで勝ち進んできた帝京だったが、関東のFWには歯がたたず残念だった。  


 KGUフィフティーンは、敗れた帝京の選手たちを
 花道で出迎え、讃えあった。ノーサイドの精神。
 こういう光景は最近ではあまり見られない。

  今日の関東FWのプレーは、見ていて鳥肌がたった。
  ますます突破力が増して、スクラムでのプレッシャーも圧倒的だった。
  FWがよく前に出るので、BKも縦横無尽に走り抜ける。巧みなステップやスピードを
  存分に見せてくれた。
  FB有賀くんがケガから復帰したことも心強い。1年生とは思えない思い切りのいい
  プレーで再三ラインを突破。自ら2トライもあげる大活躍だった。
    決勝戦でも、彼らはきっとやってくれる。そう信じてる。あと1勝。  
  
  











 
 早稲田大学 対 法政大学 (43-7)

  2試合目になって、さらに風が強くなってきた。
  前半、風上の法政は早稲田陣内まで何度も攻め込んで、ゴール前まで迫るものの、
  強風の為なのか、ノックオンなどミスを犯してしまい、得点のチャンスを逸してしまう。
  10−7と接戦のまま、試合を折り返した。
    こんなはずじゃない? このまま終わってしまうのか?
  後半風上に立った早稲田は、生き返ったように、攻撃の波に乗る。
  強風も味方につけ、疲れの見えてきた法政に対し、FWが縦につき、BKが揺さぶる。
  なんと、一気に5トライをあげる猛攻を見せつけた。
  対する法政は、後半もチャンスも活かせず、残念ながら1トライも返せなかった・・。
  終わってみれば、早稲田の快勝。  法政は今年も準決勝で涙を飲んだ。

 

  こうして、予想通り、決勝は関東学院対早稲田の対決となった。
  2年連続のカード。因縁の対決。勝利の女神が微笑むのはどっち?


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