菅平温泉やまびこ

ラグビー観戦記

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2003年2月9日 日本選手権1回戦  やはり社会人は強かった

<2月9日>

  
  夜中降っていた雨も止み、朝からすっきりと晴れ上がった。
  春のような陽気に誘われて、たくさんの観客が秩父宮へと足を運び秩父宮を埋め尽くした。
    どうせ勝てない・・。でも何とか食らいついて頑張ってほしい。
  学生チームを応援しようという心情の現れか、秩父宮全体が妙な熱気に包まれていた。 

 東芝府中 対 法政大学 (33-0)                 
  
法政は持ち前の強いディフェンスで、開始早々から
  東芝を苦しめ、何度も東芝ゴール前まで攻め込むが
  あと一歩及ばずトライを奪うことができない。
  一方の東芝は、社会人大会決勝でケガ人の相次いだ 
  せいか若手メンバーが多く、どこか動きがぎこちない。 
      ホルテンが先制トライをあげて 7−0 とした以降は、
  法政陣内に攻め込んでも反則を取られたりして
  なかなかトライが取れずにいる。
  前半終了間際、法政陣ゴール前にキックで出たボール
  を秋山くんが拾って、ようやく2トライ目。
  辛うじて 14−0 とした。
  法政なかなか健闘してるよ。後半もその調子でガンバレ。

  しかーし。後半開始1分。東芝がゴール中央へ易々とトライを決め、21−0 とさらにリード。
       あー、このままズルズルと引き離されてしまうのか?
  それでも法政は激しいタックルを怠らず、積極的に攻撃をしかけ何度もゴールを脅かした。
  東芝はなかなか追加得点を得られなかったが、徐々にリズムを取り返し始め、追加2トライ
   をあげて法政を突き放した。
  
  結果的に点差は離れ、完封負けとなってしまったが、法政は最後まで善戦して頑張った。
  たとえば、後半麻田主将がインゴールで東芝の選手にタックルしてトライを許さなかった時
  など、気迫のこもったプレーが随所に見られ、その度に場内が多いに沸いたもの。
  東芝の反則数22は、法政が好ディフェンスしたことを物語っている。
  ひょっとしたら、レフリーは社会人に対して少し厳しく吹いたのかもしれない。
  でも法政のディフェンスはすばらしく、東芝勢をよく抑えていたと思う。お疲れ様。
  

 
  2試合目が始まる頃には、観客席は超満員となった。
  大学王者の早稲田が、社会人相手にどこまで戦ってくれるのか? 
  
 リコー 対 早稲田大学 (68-31)  
 
 序盤から速いテンポで仕掛けてきたのはリコーの方だった。
  1試合目と比べてスピードある攻防が続き、息もつけない展開に周りは少し驚いていた。
  開始から10分。早稲田は自陣ゴール前に釘付けにされたが、早稲田OBのSH月田くんが
  密集を抜けて意地の先制トライを決めた。まさにしてやったり。
    ツキタ〜、それでも先輩か? と妙な野次が飛ぶ。
  その後も、オズボーンやイポリトが技ありプレーを発揮し、力の差を見せ付ける。う〜む。
  しかし早稲田も羽生くんのトライや、敵陣ゴール前でペナルティトライを得るなどして、
  前半は 26−14。2トライ差。後半が楽しみになってきた。  

  
   

  しかーし。またしても後半開始からリコーが3連続トライをあげた。あっという間だった。
     どうした早稲田?  何をボーッとしてるんだ!  厳しい野次が飛ぶ。
  1試合目と同じような試合運びに嫌な予感がよぎったが、早稲田は緊張感を取り戻し、
  反撃のチャンスを伺う。
  その直後。山岡くんのインターセプトからの独走トライで勢いづくと、早稲田の高速ラグビー
  が動き出す。オズボーンが下がりペースダウンしてしまったリコーBKにスキができたのか、
  早稲田はサインプレーからのきれいな2連続トライを決め、47−26 と食い下がる。
  その後、リコーのマウがハイタックルの為、シンビン退場。
  早稲田はさらにトライを畳み掛けたかったが、結局1トライの31点止まり。
  リコーは計3トライをあげ、ゴールも確実に決め、結果的に 68−31 と早稲田を突き放した。
  
  リコーって弱いなどと下馬評で噂されたけれど、見事に発奮。観客のほとんどが早稲田を
  応援している不利な状況下で、歓声や野次に負けることなく、社会人としての意地をみせて
  くれた。よく見ればリザーブにはFWが5人も! BKは後藤・斉藤くんの2人だけ。
  負傷交代などで出入りが忙しく、後藤くんがウィングに入るという苦しい場面も見られたが、
  「FW勝負で行こう」という作戦が成功し、パワーと技で早稲田をねじ伏せた。
  リコーの皆さん、続くサントリー戦も頑張って下さいよ。
  
  早稲田もよく善戦してくれた。社会人相手に80分間切れないフィットネスは見事だったし、
  計5トライをあげられる高速アタックも素晴らしかった。

秩父宮のファンは、善戦した早稲田の選手たちに
暖かい拍手を惜しみなく贈りました。
やはり社会人には勝てなかった・・。負けは負け。
けれど最後まであきらめずに早稲田のラグビーを
見せてくれたゲームでした。
部員やスタッフの皆さん、お疲れさまでした。 
優勝を飾れた素晴らしいシーズンでしたね。
山下組、荒ぶる魂をありがとう! 
 いよっ
 山下組!
 よくやった!
 
 新体制は
 大田尾組!
 頑張れ
 先輩に続け!
  
  花園で行なわれたNEC対関東学院との試合でも、関東学院が善戦したらしい。
  点差こそ 26−0 で完封負けしたけれど、後半はNECの勢いを封じ込めていたとか。
  前半の3連続トライがなければ・・と悔やまれる。 いや、みんなの健闘を讃えよう!
  NECには関東OBが6人も出場し、さながらOB戦のよう。
  花園へ駆けつけたファンにとって、どっちも応援したいような嬉しいゲームとなったはず。
  春口先生も、教え子たちの闘いぶりをご自宅で微笑ましく見ておられたんじゃないかな、と
  勝手に想像したりして・・。 今日の善戦は先生へのいい贈り物になったよ、きっと。
  
  KGURFCの部員やスタッフの皆さん、大変お疲れ様でした。感動をありがとうございました。
  花園まで応援に行きたかった・・。シーズン締めくくりの写真が撮れなくて残念です。
  来シーズンも頑張って下さいね! これからも応援し続けますよ!
  春口先生には、しばらくゆっくりと静養して頂きたいです。どうぞお大事に。
  

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