2005年1月9日 大学選手権決勝

 


  吹き抜ける風が冷たくて寒い日だった。バックスタンドの後段席はやたら
  高くて、メイン後方の新宿高層ビル群がよく見えたものの、グランドの選手
  たちは遠く小さく感じられた(どの写真も小さくて…)  
  カントージャージを着込んだり小旗を手にしたりする人が多い。
  応援するファンの願いは一つ。今年もこの大舞台に登場してくれた彼らへ。
  精一杯がんばってきて〜〜!!

試合結果 
関東学院 19-31 早稲田


そうそう、電光掲示板側に登場したカントー大旗。強風にパタパタとはためいた
まま、なかなかたためなくて大変そうだった。飛ばされなくてよかったあ。

ファーストスクラム
至上最強といわれる今年の早稲田FWに
押し負けるのかと思ったが、関東FWは
押されず互角に組んでいる。よしっ。
その後のモールでも、カントーが
ぐいぐい押し進んだ。いけるっ。
しかしペナルティをとられてしまい
カントーは勢いをそがれた。

開始3分。早稲田内藤くんの右隅トライ。
あ〜。先制されちゃった。

その後もヒヤッとするシーンが続いたが
カントーは激しいタックルで
何度も何度も何度も止めた。
もうゴールは割らせない。
ハーフラインから22mラインの間で
しつこくディフェンスし続けるカントー。
でもマイボールにできない…

どうして?! ラインアウトが決まらない。
なんとか得点のほしいカントーは
PGを狙うが惜しくも外れた…0−7のまま耐える時間帯が過ぎていく。

前半32分。五郎丸くんに独走トライされ
0−12と引き離される。
ジリジリするばかり。

前半36分。待ちに待ったトライシーン。
相手キックをチャージした北川忠資くんが
そのまま中央へ持ち込んだ。
やった〜!!
選手たちは駆け寄って喜んでいる。
一瞬のトライにファンも大喜び。
ブルーの小旗が一気に舞った。




部員席にアピールする
北川くん。
あはは、
こんなとこもお兄ちゃんそっくり?!

前半が終わって7−12。 カントーは全員でよく頑張っている。後半もこのまま切れずに粘れるか?

風上となったカントーの勢いは衰えない。

後半9分。スクラムから出たボールを
吉田くんがインターセプトして走り抜ける。
追う五郎丸くんの頭上を越えるパスを
キャッチした北川智規くんは
そのまま中央にトラ〜イ!!
またしても一瞬のすきをついたトライ。
Gも決まって、14−12と逆転だあ!

このままカントーペースになるのでは?
すっごく期待してしまった。
もしかしたら早稲田に勝てるかも、と。

しかし…その直後の後半13分。
期待はどよめきに吹き飛ばされた。



まだ20分ある。
なんとか1本
返していこう!
気持ちを
立て直して!
と祈り続けた。
つい天を
仰いだりして…

でも…後半39分。
トライをあげたのは早稲田の方だった。
今村くんのダメ押しトライで、14−31に。
勝負あったかな…残念  

安藤くんが逆転トライで14-19に。
取られたら取り返す、早稲田の意地。
さらに後半17分には
内橋くんの独走トライで14−26に。あ〜

    


ロスタイムは2分。
負けはほぼ決まっていたけれど、
 カントーの選手たちは最後まであきらめなかった。
 貴重な時間の中で、ボールをつないで、つないで、
  北川智規くんが右隅に執念のトライ!

 その瞬間、国立がしんと静まったような気がした。
  トライ、だよね? そう、トライ。最後に1本返したね。
 どっと歓声がわきおこった。19-31と追い上げた。

そしてノーサイド。早稲田大学優勝。

準優勝おめでとうございます!! 最後までよく頑張ってくれて、すばらしい試合をありがとう!! 感動をくれてありがとう!! 



  9月の帝京戦を観戦した時には、「今シーズンは大丈夫か?」と正直不安ばかりつのってしまった。
試合を見に行くたびに、チームの雰囲気は少しずつ少しずつほぐれていくようだったけれど、
リーグ戦で法政に負けた時には、「もしお正月を越せなかったら?」と不安で、信じられなかった(ごめんなさい)
でも博多→長居と駒を進め、1月2日の法政戦という正念場を乗り超えて、よく決勝まで辿りついてくれたよね。
8年連続決勝へ進出できるなんて、彼らは本当にすごい。そんなカントーをずっと応援して感動できることが本当にうれしい。

まだ佐賀工の3年生の時に、「4年後のカントーのキャプテン」と 既に言われていた松本くんの姿を思い出す。
松本くんをはじめ4年生が、先生や先輩からの教えをしっかり引き継ぎ、支えてくれたからこそ、今日のカントーがあったと思う。
試合に出られず悔しく辛かったと思うけれど、部員全員が一つになったからこそ、準優勝できたんだ!
いつもブレザー1枚姿で寒そうだった主務の古賀くん,副務の小熊くんと杉島くん。それと女子マネの青柳さんと平山さんも。
4年生のみなさん、本当にお疲れ様でした。また忘れられない学年が一つ増えました。

「相手をおそれず向かっていけ!」 「おまえたちのプレーには感動がないぞ!」
有賀剛くんのお父さん=有賀先生が、日川監督時代の夏合宿で、選手たちを鼓舞されていた言葉を思い出す。
剛くんは、冷静な判断でプレーし、体を張ったタックルをし続け、3年生ながら見事にキャプテン代行を務めてきた。
「え、そこにいるわけ?」…ブルーのヘッドキャップがボールのある所にいつもいる…そんな感じで何度も感心してしまった。
抜擢された剛くんにかかるプレッシャーは計り知れない。レギュラー入りした3年生以下の選手たちの気持ちも複雑だっただろう。
でも今日の彼らの顔はどこか清々しく見えた。全力を尽くしたという気持ちからかな。彼らには来年があるからかな。
来シーズン、絶対リベンジして下さい。今日の悔しさをばねにして。

苦しい決断 を采配されチームを準優勝に導いてくださった春口先生。しっかりサポートされたスタッフのみなさん。
大変な1年でしたね。本当に本当にお疲れ様でした。しばらくゆっくりなさってください…


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